エフエムさがみ 番組審議会(2024年度・第3回)
開催日 2024年1月17日~2月2日
場所 Webおよびメール審議
委員 有山蒔恩委員、宇田川隼委員、菅谷貴子委員、染谷耕平委員、中村昌治委員、宮本諒子委員、渡邊知雅子委員 (50音順)(以上、計7名)
出席者 有山蒔恩委員、宇田川隼委員、菅谷貴子委員、染谷耕平委員、中村昌治委員、宮本諒子委員、渡邊知雅子委員 (以上、計7名)
事業者側 出席者 平岩夏木(代表取締役)、大木俊一(取締役)、渥美純(事務局)
議題
① 「聴き鉄NEO」について
① 「聴き鉄NEO」について
② 「さがみはらセーフティチェック」について
議事概要 出演者、ゲストともにJR東日本横浜支社の社員による、鉄道情報番組「聴き鉄NEO」について、加えて相模原市内の交通事故件数等のデータを毎日紹介しているコーナー番組について各委員から感想、ご意見をいただいた。頂いた意見は、スタッフ全員で共有し、今後の放送事業に活かしていくこととした。
審議内容
① タイトル:聴き鉄NEO
① タイトル:聴き鉄NEO
2024年10月~2025年3月 毎月第4火曜日午前11時45分頃より11時55分頃まで放送
放送形態:録音放送
内容:出演者、ゲスト共にJR東日本横浜支社の現役社員によるレアな鉄道番組。 鉄道ファンのみならず、日頃JRを利用しているリスナーに向けて、鉄道の魅力を伝えている。
② タイトル:さがみはらセーフティチェック
毎週月~金曜日「竹中通義モーニングワイド」内にて、午前9時35分頃より放送。
放送形態:生放送
内容:相模原市内の交通事故件数数、火災件数、救急車出動数、神奈川県内のダム貯水率等のデータを月曜日から金曜日まで毎日紹介しているコーナー番組。相模原市内各警察署、消防局、神奈川県企業庁水道局の情報協力を元に放送している。
委員から
① 聴き鉄NEO
① 聴き鉄NEO
(肯定的な意見)
番組冒頭に彼らの選曲した山下達郎の曲が良かった。番組に入り込めた感あり。
鉄道の安心安全のための日々真剣に取り組む姿、情熱が感じられたが、堅苦しくない表現で鉄道ファンが、将来は鉄道に携わりたい雰囲気を醸し出していた。
日常の生活の中での何気ないストレス解消法やキャンプの趣味の話で親近感がもてた。
分野は違うがラジオ番組での緊張感について触れていて好感が持てた。
若い世代の楽しく責任ある仕事を日々務めている姿が感じられ、堅苦しくない話の内容、話し方がとても良く、次回が楽しみな番組である。
日頃当たり前のように使っているJRの裏側を見ることができる、声を聴く事ができるというのは非常に貴重だと感じた。
女性と思われる藤巻さんが建築学科で勉学し、その経験が生きているというのは良かった。盛り上げ方はもっと良かった。
ホームドアに対する運転手のコメントが、普段は聞けないので良かった。
鉄道の安全管理の向上のため夜勤をしていることに感謝したい。普段は気づかないので、このやり取りは良かった。
普段お世話になっている電車の設備を支える方々の話が新鮮だった。
女性が活躍しているのを聴いて、嬉しくなった。明るく気さくな雰囲気の社員の方々で聴いていて楽しい気持ちになった。
働き方や仕事内容についての話はイメージがついて、リスナーとしては面白いと感じた。
「乗り鉄」や「撮り鉄」だけでなく「聴き鉄」というネーミングが面白く、駅舎などの設計やホームドア設置の情報も目新しい。
建築設計担当の方からの、駅舎などの改良工事は各設備の方々と一致団結して仕事を勧めなくてはならないが、自分は大学時代の経験が今の仕事に活かせているので苦労はないとう話は、学生が聴いていたら嬉しい情報だと感じた。
ホームドアの設置までには他部署との調整など苦労が多いが、出来上がった時には列車の安全性が格段に上がることへの達成感が大きいという話を聴き、利用者にとって安全安心に乗車できているのはこうした皆さんのおかげであると感じた。
鉄道設備の仕事は、終電から始発までの夜間作業が多いが、それぞれ趣味を持ってリフレッシュし、楽しく仕事をしているように感じた。
自分の仕事を知ってもらえてうれしいという言葉は仕事に誇りを持っている証だと思う。
藤巻さんが、放送全体を和やかにしてくれていた。
「聴き鉄NEO」は、「撮り鉄」や「乗り鉄」などの鉄道マニアの属性の呼称を、ラジオリスナーの「聴く」に掛けたネーミングで、とてもユニークだと感じた。
現役社員が出演し、現場の声を直接届けることで、鉄道ファンにとって魅力的な内容となっており、また、JR利用者のニーズに応える良質な番組であると評価する。今後もこの方向性を維持しつつ、さらなる視聴者の拡大を目指して、内容と形式の向上に努めることを期待する。
(改善を求める意見)
一般の人には知られていない電車の裏話や見えない貢献などもっと聴きたい。
冒頭の自己紹介が始まったらBGMの音量を少し下げたほうが良いと感じた。
自己紹介が早すぎて誰が話しているのかわからない。
鉄道にかかわる仕事をされている方から、もっと鉄道の魅力(現場の方しか知らないことなど)を伺いたかった。
タケシさんは珍しい苗字なので、出身やどのような漢字か等伺いたかった。
放送時間が短いので、1名のゲストから多くの話を聞いた方が良い。
進行は1~2名で十分だと思う。
若者の「タイムパフォーマンス」という面を考慮すると、全体的に間延びしている感じがした。
建設系の用語や、単線線区?など難しい単語が頭に入ってこない感じがした。
プライベートな話が少し多めだったが、やりがいや入社の理由など、その人の背景について知ることができる方が良い気がした。
② さがみはらセーフティチェック
(肯定的な意見)
簡単に完結に情報を伝えている。不必要なことがないのは良い。
必要な情報を端的に数字で知ることができるのは状況把握に重要であり、経済人としては非常に親和性を感じた。
パーソナリティ安定の竹中さん。朝竹中さんの声を聴くとほっとする。
聞き取りやすい声で情報が簡潔にまとめられていて聞きやすかった。
ダムの貯水率を聴けるのは相模原ならではだと思った。
昨年との比較があり、わかりやすかった。
最初に時刻を言うのは良い。
地域の生活と安全性に関わる重要な情報を日々提供することで、リスナーに対する社会貢献度の高い番組だと評価する。
今後も地域密着型の情報発信を続け、地元コミュニティの安全と福祉に寄与していくことを期待する。
(改善を求める意見)
バックに流れる曲のボリュームが大きい気がする。
番組時間もあるとは思うが、今日のポイントアドバイスみたいな一言があった方がなじめる気がした。
犯罪件数やその他関連情報の報告があっても良いと思った。
救急出動が1月5日までで257件多いことは異常である。1日あたり昨年対比50件増なので、件数の報告のみでは無く、原因があれば事前に消防局に確認すべきである。
貯水率は、例年平均値との比較が欲しい。
貯水率の理想状態はどの程度なのか知りたい。
火災件数で「昨日は0、昨年に比べると3件」は、累計が何件かわからない。
救急出動件数で「昨年と比べ257件多く累計934件」という言い方より、「累計934件、昨年と比べ257件多い」の方が良い。
局より
① 聴き鉄NEO
① 聴き鉄NEO
地域住民がコミュニティFM局を選局する主な理由の一つに、地域情報への関心があげられる。地域自治体との連携し、そうした情報を発信することにより、コミュニティFM局の存在が地域、ひいては地域住民にとって利益になりうると考えている。
相模原市の中央区は市の官公庁、ならびに商業施設が集中し、市運営やビジネスの中心となっている。限られた地域ながら、そうしたエリアにスポットを当てることにより、市のダイナミックな動向を聴取者に伝えられればと考えている。
審議委員の方々のご意見を受け、今後は、それぞれ異なる特徴を持つ緑区ならびに南区においても、同様の番組を提案していきたい。
委員からのコメントにもあったが、区長の親しみやすい人柄により、リスナーにとって区行政を身近なものに感じられるものになっている。
今後は、他コーナーとのバランスについて検討が必要であり、よりよい番組になるよう工夫をしていきたい。
② さがみはらセーフティチェック
当番組に関し、上記の意見以外に、委員から「防災や火災予防は、どれだけ周知されても足りないくらい重要なテーマであり、特に、災害に対する意識や準備は日頃からの知識や情報によって大きく左右されるので、地域のエフエム局を通じてその重要性を広めることは、地域住民にとって非常に有益であると思う」というものがあった。まさにコミュニティFM局の存在意義に言及している正鵠を射た意見と感じた。
自治体が情報公開や広報の手段として用いるのは市(発信者)の広報誌や自治体の掲示板が主となるが、こうした一方通行のコミュニケーションは時に情報を受け取る側(受信者)からの質問や確認要求に対応できない場合がある。コミュニティFM局の役割とは、その発信側と受信側の間に入り、発信された情報をわかりやすく受信者に伝え、場合によっては受信側の不明事項等を発信者に伝えることと理解している。当番組はそうしたコンセプトに基づき放送している。
消防や警察が、ラジオで放送することの意義を理解し、ご協力いただいていることは非常にありがたい。
エフエムさがみでは、各委員の意見を参考に、今後もより良い番組づくりに努めてまいります。
《審議機関概要の公表の方法》
① 自社放送(「番組審議会リポート」)
② 事務所への備置き
③ 自社ホームページ(URL)への掲示
《次回の番組審議会》
2025年3月開催予定