エフエムさがみ 番組審議会(2024年度・第2回)
開催日 2024年10月29日~11月12日
場所 Webおよびメール審議
委員 宇田川隼委員、菅谷貴子委員、染谷耕平委員、中村昌治委員、宮本諒子 委員、渡邊知雅子委員 (50音順)(以上、計6名)
出席者 宇田川隼委員、菅谷貴子委員、染谷耕平委員、中村昌治委員、渡邊知雅子委員 (50音順)(以上、計5名)
事業者側 出席者 平岩夏木(代表取締役)、大木俊一(取締役)
渥美純(事務局)
渥美純(事務局)
議題
① 「大好き!中央区」について
① 「大好き!中央区」について
② 「消防通信」について
議事概要 相模原市中央区に絞った地域特化の情報番組「大好き!中央区」について、さらに相模原消防局員から直に火災予防啓発等に関する情報を伝える「消防通信」について、各委員から感想、ご意見をいただいた。
頂いた意見は、スタッフ全員で共有し、今後の放送事業に活かしていくこととした。
審議内容
① タイトル:大好き!中央区
① タイトル:大好き!中央区
放送日時:毎月第1木曜日午後7時より7時30分まで放送
(第2月曜日午後2時30分、第2火曜日午後2時30分、第3木曜日午後7時、
第3日曜日午前7時、第4土曜日午前10時30分より再放送)
放送形態:録音放送
内容:月替わりで相模原市中央区の街や施設・店舗、区内で活躍する人などをフォーカスし、中央区の魅力を紹介する地元特化型番組。
② タイトル:消防通信
放送日時:毎週第1水曜日9時43分頃より10時頃まで放送
内容:「竹中通義モーニングワイド」内コーナー番組として、火災予防啓発等を目的とし、相模原市消防局員に電話で直接話を聞くインタビュー形式の番組。
毎月第1火曜日午前時43分頃からは同様の形式で町田消防通信を放送している。
委員から
① 大好き!中央区
① 大好き!中央区
(肯定的な意見)
萱野中央区長の親しみの持てる愉快なトークが印象的だった。
シナリオが良く練られており、楽しく聴くことができた。
今回の特集「相模原市立図書館」に関して、図書館でのイベント案内などは、日頃図書館付近に通っていないと目にすることができないので、ラジオで案内してくれるのは有難いと思う。
ネット隆盛の時代に本の在り方・魅力が再考されている時代であるが、魅力的な本の紹介や図書館自体の魅力を積極的に伝えていることは好印象だった。
区長が楽しそうに番組の進行をしていることが珍しいが、楽しい。
みどり号の話は懐かしかった。
「1万円札を栞にしていた」件は驚きのエピソードでGOOD!
青山みちこさんの「お探し物は図書室迄」2020年発刊について、読みたくなるような説明が良かった。本のタイトルを2度伝えたことも良かった。
「中央区からのお知らせ」コーナーで、屋外広告物についての注意喚起についての呼びかけは良かった。議員の看板が町の美観を損ねている(但し、条例の対象外)と思う。
「相模原市立図書館」に関して、身近なようで、意外と知らない図書館司書の仕事内容がよくわかり勉強になった。
図書館職員がどうしてその仕事を選んだのかということがすごく興味深く聞けた。
図書館司書が、一般の方とは思えないほど聞き取りやすく、話が上手だった印象を受けた。
「中央区長の部屋」では明るい開けた中央区のイメージが、区長と土井さんの声でとてもよく伝わってきた。
「御朱印で巡る神奈川の神社」の選本紹介は興味を持ちぜひ読んでみたいと思った。
50周年記念イベントの紹介もわかりやすくサイエンスカフェでJAXAの方が来るなら・・・と興味を抱いた。
「中央区カフェ」は図書館の利用の仕方が夏休みの宿題のお手伝い等の話でわかりやすく伝わった。
音楽の後の広告看板に対する管理などのコマーシャルも是非周知したい内容なのでとても良かった。
開館50周年を迎える市立図書館の紹介で、中央区長と図書館職員が記念イベントの紹介や移動図書館の思い出などが語られ、聴いている方が引き寄せられた会話であった。
最後にリクエスト曲が流されたが、中央区長の話しの中で出てきた移動図書館で流していたシューマンの「楽しき農夫」の音楽で「移動図書館が来たぞ!」と懐かしく思い出すことができたと思う。
相模原市立図書館の紹介や司書の仕事に関する情報がラジオ番組で取り上げられていることは、地域密着型の情報発信としても素晴らしい取り組みだと感じる。
図書館は単なる本を借りる場所ではなく、地域の文化や知識の拠点として重要な役割を果たしているので、それをラジオというメディアを通じて広めることで、地域住民やリスナーにとって身近な存在に感じてもらえるのではないか。
図書館司書の仕事について、普段あまり意識されない部分が多いため、その重要性や魅力を紹介するのは良い機会だと感じた。
(改善を求める意見)
上溝のかまぼこ型図書館(昭和23年)や市民会館内の図書館(昭和40年)など、市の図書館の歴史に触れてほしかった。
図書館司書の方の話では、図書館司書になるきっかけや仕事内容についてはよく理解できたが、本の除荷などの専門的な用語の漢字表記について触れてほしかった。
全体を通して、冒頭の中央区長の高いテンションとタイトルコール後の落ち着いた内容のバランスがとれていないと感じた。
図書館50周年記念イベントの紹介の中でバトルに対して「キックパンチ!ではないよ。」の部分で背後でキックパンチと聞こえるのに対して、その後の中央区カフェで鼻をすするような音が気になった。
「区長の部屋」と「カフェ」の切り替えの音楽をもう少し導入切り替えできる選曲が良かったのではないか。
図書館の利用方法だけでなく、司書の方がどのようにして書籍を整理し、利用者に最適な本や資料を提供しているのかを知ることができれば、図書館に対する理解が深まり、利用者がより積極的に図書館を活用したくなる一つのきっかけになると思う。
「だから安心中央区」に関して、①高齢者事故防止、②秋の交通安全運動の2件は常に注意喚起が必要であると思う。
② 消防通信
(肯定的な意見)
地域で行われる消防イベントの案内はなかなか知ることができないので情報提供を受けられるのはよかった。
消防車 緊急人員搬送車の展示について、防火衣を着て撮影できる事は将来の消防職員増に繋がると思う。
住宅用火災警報器の点検は、電子部品の劣化、電池切れ等が発生する時期であり、適切な内容であると思う。
イベントの告知がわかりやすく、また電話でつながっているところが臨場感があってよかったと思った。
消防フェアというものは馴染みがないものだったが、内容がよくわかった。
「消防フェア」について、時間・場所・内容などわかりやすく、聞きやすかった。
内容変更や開催についての確認要請もしっかり説明がありよかった。
設置義務開始から10年経過で期限が来ている「家庭用火災報知器」についての交換点検内容がわかりやすかった。自分で確認checkができる説明はとても嬉しい。
「消防署」という難しいことではなく身近なイメージの話し方に好感が持てた。
第19回スポーツフェスティバルと同時開催で火災予防啓発等のため開催する「消防フェア」に関して、以前農業まつりやホームタウンチームの試合会場のギオンスタジアムで開催していたのを見たことがあり、消防服を着て消防車と一緒に写真を撮る子どもには大人気のイベントで、親子で火災予防を意識できる良い事業と感じた。
火災警報器について、私の自宅の各所に設置してある火災警報器が10年で交換時期を知らせる警報が次々と鳴りだし、音を止めるのが大変で困ったこと、高所にあるため交換にも手間取ったことなどの経験を話したいと思った。
ラジオを通じた消防フェアのような催し物の紹介は、地域の住民が消防活動や防災について学ぶ良い機会を提供するものであり、子どもから大人まで、さまざまな世代が楽しみながら防災意識を高めることができるので、とても効果的な啓蒙活動だと思う。
出演された消防局職員がとても親しみやすい話し方だったことも好感が持てた。
(改善を求める意見)
「南消防署消防フェア」のインフォメーションについて、ギオンスタジアムは広いので、“スタジアム脇”でなく“北側脇”など、詳細な案内が必要であると思う。
火災報知器10年交換の推奨の中で、事前交換しないと大変なことになることや、高齢者世帯では高所の交換が厳しいのでご相談ください!などと伝えてくれるといいと思う。
番組の趣旨とは異なるかもしれないが、この時期台風などの水害リスクがあるので、水害を防ぐ豆知識やワンポイント対策などあるとさらに有難い。
局より
① 大好き!中央区
① 大好き!中央区
地域住民がコミュニティFM局を選局する主な理由の一つに、地域情報への関心があげられる。地域自治体との連携し、そうした情報を発信することにより、コミュニティFM局の存在が地域、ひいては地域住民にとって利益になりうると考えている。
相模原市の中央区は市の官公庁、ならびに商業施設が集中し、市運営やビジネスの中心となっている。限られた地域ながら、そうしたエリアにスポットを当てることにより、市のダイナミックな動向を聴取者に伝えられればと考えている。
審議委員の方々のご意見を受け、今後は、それぞれ異なる特徴を持つ緑区ならびに南区においても、同様の番組を提案していきたい。
委員からのコメントにもあったが、区長の親しみやすい人柄により、リスナーにとって区行政を身近なものに感じられるものになっている。
今後は、他コーナーとのバランスについて検討が必要であり、よりよい番組になるよう工夫をしていきたい。
② 消防通信
当番組に関し、上記の意見以外に、委員から「防災や火災予防は、どれだけ周知されても足りないくらい重要なテーマであり、特に、災害に対する意識や準備は日頃からの知識や情報によって大きく左右されるので、地域のエフエム局を通じてその重要性を広めることは、地域住民にとって非常に有益であると思う」というものがあった。まさにコミュニティFM局の存在意義に言及している正鵠を射た意見と感じた。
自治体が情報公開や広報の手段として用いるのは市(発信者)の広報誌や自治体の掲示板が主となるが、こうした一方通行のコミュニケーションは時に情報を受け取る側(受信者)からの質問や確認要求に対応できない場合がある。コミュニティFM局の役割とは、その発信側と受信側の間に入り、発信された情報をわかりやすく受信者に伝え、場合によっては受信側の不明事項等を発信者に伝えることと理解している。当番組はそうしたコンセプトに基づき放送している。
消防や警察が、ラジオで放送することの意義を理解し、ご協力いただいていることは非常にありがたい。
エフエムさがみでは、各委員の意見を参考に、今後もより良い番組づくりに努めてまいります。
《審議機関概要の公表の方法》
① 自社放送(「番組審議会リポート」)
② 事務所への備置き
③ 自社ホームページ(URL)への掲示
《次回の番組審議会》
2024年1月開催予定